この記事でわかること
- 「未経験だから無理」と感じてしまう理由
- 始める前に確かめたい4つのこと
- 向いている方・向いていない方の分かれ目
- お金をかけずに試す方法と、家族への伝え方
在宅ワークを調べては、そっとページを閉じる。「未経験でもできます」と書かれていても、自分のこととは思えない。そんな時間を繰り返していませんか?
その慎重さは、行動できていないことの証明ではありません。よく分からないものに飛び込まないというのは、まっとうな判断です。
この記事では、始める前に確かめておきたい4つのことを一緒に見ていきます。確かめた結果「やめておこう」でも構いません。判断できる状態になることが目的です。
「未経験だから無理」と感じる3つの理由
まず、何があなたを止めているのかを整理します。多くの場合、在宅ワークそのものではなく、その周りにあるものが引っかかっています。
仕事の名前を知らないから
求人を見ても、聞いたことのない職種の名前が並んでいます。オンライン秘書、SNS運用サポート、文字起こし。何をする仕事なのかが分からないまま、応募条件だけを見ても判断できません。
つまり、できないのではなく、まだ知らないだけということが多いのです。仕事の中身を知ると、これまでの経験とつながるものが見つかることがあります。
「怪しい」情報が多いから
検索して出てくるのは、「スマホだけで月30万円」「誰でも簡単に」という言葉ばかり。そこで警戒心が働き、在宅ワーク全体が怪しく見えてしまいます。
この感覚は正しいものです。国民生活センターも、簡単なタスクで稼げるとうたう副業のトラブルについて注意喚起を行っており、相談件数は近年増加しています。ただ、怪しいのは煽り方をする一部の商材であって、在宅で仕事を受けること自体ではありません。ここを分けて考えられると、視界が少し晴れます。
受からないのが怖いから
もうひとつは、応募して落ちることへの不安です。未経験と書いて出したら、断られるに決まっている。そう思うと、応募ボタンを押す手が止まります。
けれど、落ちることは織り込み済みで進める性質のものです。案件や職種によって大きく異なりますが、未経験のうちは複数応募することを前提に考えておくと、1件ごとの結果に振り回されにくくなります。この前提を知らないまま1件目で落ちると、「やっぱり無理だった」と結論づけてしまいます。
確かめたいこと①|使える時間はどれくらいか
ここから、始める前に確かめたい4つを見ていきます。最初は時間です。
在宅ワークでつまずく理由として多いのが、収入や適性ではなく、時間が足りないことです。始めたものの、想定より作業に時間がかかり、生活が回らなくなって辞める。この流れは珍しくありません。
確かめてほしいのは、調子の良い日ではなく、普通の日に確保できる時間です。「子どもが寝てから2時間」ではなく、「子どもが寝ない日もあるから、確実なのは週に3時間」と考えます。
ひとつの目安として、一般的な小規模の案件であれば、週に3時間から5時間で月に1件から2件は納品できることが多いものです。まとまった時間が取れないからと諦める必要はありません。ただし、その範囲に収まる仕事を選ぶことが前提です。
ここで注意したいのが、納期の考え方です。作業時間が3時間で終わる案件でも、納期が3日後なら、その3日のうちに3時間を確保できなければ受けられません。作業量と納期は分けて考えてください。
確かめたいこと②|何が苦にならないか
ふたつ目は、適性です。ただし「向いているか」ではなく、「苦にならないか」で考えてください。
好きなことを仕事にする、という考え方もあります。ただ在宅ワークの入口では、好きより先に、続けられるかどうかが効いてきます。多少地味でも苦にならない作業のほうが、結果的に長く続きます。
判断の材料になるのは、これまでの経験です。
| 苦にならないこと | 向いている仕事 | 理由 |
|---|---|---|
| 決まった手順を正確に繰り返す | データ入力、文字起こし | 正確さと根気が、そのまま品質になるため |
| 文章を読む、書く | Webライティング | 自分の経験がそのまま題材になるため |
| 人の予定や物事を整理する | オンライン事務、秘書業務 | 段取りと丁寧な連絡が求められるため |
| 人の話を聞いて対応する | カスタマーサポート | 相手に合わせた言葉選びが必要なため |
| 手を動かして何かを作る | 動画編集、ハンドメイド販売 | 制作の時間が苦にならないため |
どれもピンとこない場合は、まだ判断できる材料が足りないだけです。その場合は、手順が決まっているデータ入力から試すと、自分の傾向が見えてきます。
HINT
確かめる前に、ひとつ問いかけてみる
この1年で、あなたが「面倒だけれど、そこまで苦ではなかった」と感じた作業は何でしょうか?好きだったことより、その答えのほうが、続けられる仕事のヒントになります。
確かめたいこと③|収入の見通しをどう置くか
みっつ目は、お金の話です。ここは正直にお伝えします。
未経験から始めた場合、最初の数か月でまとまった収入になることは、まれです。多くの場合、1件目は数千円から。実績を重ねて単価が上がっていくまでに、数か月かかります。
この見通しを持たずに始めると、1か月目で「割に合わない」と感じて辞めることになります。逆に、最初は経験を得る期間だと分かっていれば、少額でも続けられます。
確かめてほしいのは、あなたが在宅ワークに何を求めているかです。
- 01
いますぐ生活費が必要な場合
パートやアルバイトなど、時給が確定している働き方のほうが確実です。狙いは、収入が必要な時期に不確実な選択をしないことです。
- 02
数か月後から収入を足したい場合
在宅ワークは選択肢になります。いまのうちに実績を作り始める形です。狙いは、必要になる時期から逆算して動くことです。
- 03
収入より、働き方の選択肢を増やしたい場合
最も相性が良い状態です。金額に追われず試せるため、続けやすくなります。狙いは、比較のための経験を得ることです。
1番に当てはまる方が、在宅ワークを我慢する必要はありません。ただ、順番として、まず生活を安定させてから試すほうが、追い詰められずに済みます。
確かめたいこと④|家族にどう伝えるか
よっつ目は、周りとの関係です。ここでつまずく方は少なくありません。
家族に相談すると「怪しくない?」「そんな時間あるの?」と言われる。そこで説明できずに、話がなかったことになる。この流れは、内容の問題ではなく、伝え方の問題であることが多いものです。
伝えるときに入れておきたいのは、次の3つです。
まず、規模です。「在宅で稼ぐ」ではなく、「月に1件か2件の小さな仕事を試してみたい」と具体的に伝えます。規模が見えると、相手の警戒心は下がります。
次に、お金の方針です。「初期費用はかけない。教材も講座も買わない」と先に言い切ります。家族が心配しているのは、たいていここです。
そして、目的です。「収入を増やす」より、「続けられるかを試したい」と伝えるほうが、期待値の調整になります。うまくいかなかったときにも、話しやすくなります。
作業時間を共有しておくことも大切です。「この時間は作業に使う」と決めておくと、家族も予定を立てやすくなります。
情報は、自分で取りにいける時代になった
ここで、MOREARIA編集長の私自身の話を少しだけさせてください。
私自身、最初から在宅でできる仕事や必要なスキルを知っていたわけではありません。特別な講座を受けたわけでも、誰かに教わったわけでもなく、気になる仕事を検索し、無料で使えるツールを触り、実際の募集内容を何度も眺めるところから始めました。
調べるうちに分かったのは、「未経験だから何もできない」のではなく、自分が知っている仕事の名前が少なかっただけだということです。仕事の中身を知っていくと、これまでやってきたこととつながるものが意外と多いことに気づきました。そこで初めて、「私にもできそう」と思える仕事が見つかりました。
ただ、それができるのは、時間と気力に余裕があるときだけだとも思っています。仕事に追われている方、小さなお子さんがいる方にとって、情報を探すこと自体が大きな負担になります。調べる時間があるなら、まず休みたい。それは自然なことです。
だからMOREARIAは、その調べる時間を代わりに引き受ける場所でありたいと思っています。ここに来れば、必要な情報がまとまっている。そう思ってもらえる場所を目指しています。
確かめたあとで、お金をかけずに試す方法
4つ確かめて、それでも試してみたいと思えたなら、次の一歩は驚くほど小さくて構いません。
まず、クラウドソーシングのサイトに無料で登録して、募集を1週間眺めてみてください。応募しなくても大丈夫です。どんな仕事があり、いくらで募集されているのかが分かるだけで、想像との差が見えてきます。
次に、提案文を1つだけ書いてみます。送らなくても構いません。書いてみると、自分が何を書けるのか、何が足りないのかがはっきりします。
3つ目は、サンプルを1本だけ作ることです。架空の依頼を想定して、記事の構成案でも、投稿文でも構いません。実績がない段階で見せられるものが、ひとつあるだけで応募のハードルが下がります。
この3つに、お金はかかりません。それでも、講座の説明を聞くより確実に判断材料が増えます。なお、在宅で働く女性が増えている背景や人気の職種については、未経験から完全在宅で働く女性が増えている理由でもお伝えしています。
MOREARIAでは、新しい働き方に踏み出した女性たちのインタビューを掲載しています。最初の1件はどう受けたのか。家族にはどう話したのか。最初の報酬はいくらだったのか。そうしたリアルな経験も、これから少しずつ増やしていきます。華やかな成功談だけではなく、迷いながら進んできた過程が記された物語は、あなたが判断するときのヒントになるはずです。
在宅ワークと未経験に関するよくある質問
最後に、在宅ワークを検討する女性から寄せられやすい質問にお答えします。
未経験でも本当に採用されますか?
未経験可の案件に採用される可能性はあります。ただし、応募したその日に決まるとは限りません。案件や職種によって結果は大きく異なるため、複数応募することを前提に考えておくと、1件ごとの結果に振り回されずに進められます。
向いていないと分かったら、やめてもいいのでしょうか?
やめて構いません。合わない仕事を選ばずに済んだ、というだけのことです。無料の範囲で試している限り、失うものはありません。むしろ、試さずに迷い続けるほうが時間を使います。
家族に反対されたら、諦めるしかありませんか?
まずは金額の小さいところから始めて、結果を見せる方法があります。月に数千円でも、実際に報酬を得ている事実は、説明より伝わります。話し合いは、動き出したあとのほうが進みやすいこともあります。
まとめ|確かめてから決めれば、それでいい
「未経験だから無理」という結論は、確かめる前のものかもしれません。最後に、この記事の要点を振り返っておきましょう。
止めているのは能力ではなく、仕事の名前を知らないことと、煽り情報への警戒
確かめるのは、使える時間、苦にならないこと、収入の見通し、家族への伝え方の4つ
いますぐ生活費が必要な場合は、在宅ワークより時給が確定する働き方のほうが確実
無料登録、提案文を1つ書く、サンプルを1本作る。この3つにお金はかからない
今日できるのは、応募することでも、講座を探すことでもありません。あなたがこの1年で「苦ではなかった」と思えた作業は、何でしたか?その答えが、次の働き方につながるかもしれません。あなたの歩幅で進む一歩を、応援しています。
SUPERVISED BY
akina
MOREARIA Inc. 代表 / MOREARIA編集長
MOREARIA編集長。「やりたいことはあるけど、踏み出せない」女性に向けて、挑戦する人たちのリアルな物語と、自分らしい一歩を考えるきっかけを届けるメディアを運営。マーケティング支援事業や実践型スクール「MOREARIA LAB」も展開している。
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