この記事でわかること
- 管理職を希望する女性が17%にとどまる理由と背景
- 経験者が語る「引き受けてよかった」3つのリアルな変化
- 完璧なリーダーを目指さず、自分らしく小さく始めるヒント
- 不安を軽くし、あなただけの「次の一歩」を見つける方法
「今度、チームのマネジメントをやってみないか」。上司からの突然の打診に、嬉しさよりも先に「私には無理かもしれない」「残業が増えたらどうしよう」と、不安や戸惑いが押し寄せてきたのではないでしょうか。
女性が管理職になりたくないと感じるのは、能力や意欲が足りないからではありません。今の働き方に違和感を持ち、自分の人生や暮らしを大切にしたいと真剣に考えているからこそ生じる、自然な葛藤です。同じように感じている女性は、決して少なくありません。
この記事では、調査データをもとに、多くの女性がキャリアの壁の前で立ち止まる理由を整理します。さらに、迷いながらも一歩を踏み出した女性たちのリアルな変化や、今日からできる小さな行動のヒントをお伝えします。
「管理職になりたくない」は甘えではない|データが示すリアル
「ためらう私は甘えているのだろうか」と自分を責める必要はありません。データを見ると、むしろ大多数の女性が同じように立ち止まっていることが分かります。
8割以上の女性がためらう2つの理由
エスエス製薬が2026年6月に発表した「女性管理職に関する調査」(2026年3月実施、女性500人対象)によると、管理職に就きたいと回答した女性はわずか17%にとどまりました。つまり、8割以上の女性が管理職に対して消極的だということです。希望しない理由のトップ2は「責任が重そう」(58.7%)、「仕事と生活の両立が不安」(43.7%)でした。
プレッシャーへの不安や、子育て・プライベートの時間が削られることへの懸念。これらは、女性がキャリアを描く上で避けられない「リアルな壁」として立ちはだかっています。
身近な「ロールモデルの不在」という見えない壁
さらに多くの女性を悩ませているのが、「あんな風になりたい」と思えるロールモデルが身近にいないことです。これまで見てきた管理職が、長時間労働をいとわず常に気を張っているような姿だったなら、「あそこまで自分を犠牲にするなら今のままでいい」と感じてしまうのは、ごく自然な感情です。
それでも「引き受けてよかった」|経験者が語る3つの変化
不安を抱えながらも小さな一歩を踏み出した女性たちは、その後どんな景色を見ているのでしょうか。挑戦したからこそ得られた、ポジティブな変化を3つ紹介します。
- 01
仕事の視野が広がり、裁量が増えた
経験者が「よかったこと」の1位に挙げたのが「仕事の視野が広がった」(32.4%)。決定権を持つことで働き方をコントロールしやすくなり、「息苦しさが減った」と語る方もいます。
- 02
周囲からの信頼・評価が形になった
2位は「周囲からの信頼・評価が高まった」(31.6%)。役職という見える形の評価は自信につながり、収入増や意見の通りやすさなど実務的なメリットも増えます。
- 03
「自分らしいマネジメント」でいいと気づけた
強いカリスマ性だけがリーダーではありません。話に耳を傾け、サポートに回る「寄り添い型」は女性の強みを活かしやすく、肩肘を張らないやり方でいいと気づく方が多くいます。
迷ったとき、今日からできる「小さな一歩」
「やっぱり即答はできない」と思っているなら、無理に大きな決断をする必要はありません。まずは自分の歩幅で、選択肢を広げる小さな行動から始めてみましょう。
いきなり完璧を目指さず「お試し」でやってみる
「まずは半年お試しで引き受けたい」「週に数日はリモートにしたい」など、自分が働きやすい条件を交渉してみるのも一つの手です。すべてを背負い込まず「ダメなら降りてもいい」という逃げ道を作っておくことで、心理的なハードルは大きく下がります。
HINT
「引き受けるとしたら、何が必要?」を考えてみる
YESかNOかの二択で悩む前に。「これが叶うなら挑戦してみてもいい」という条件を1つ書き出すと、打診への向き合い方が変わってきます。
誰かの「リアルな物語」に触れてみる
身近にロールモデルがいなくても、一歩先のステージで奮闘する女性たちの姿はメディアを通じて知ることができます。華やかな成功談だけでなく、今のあなたと同じように葛藤し迷いながら進んできた等身大のエピソードに触れることで、「私にもできるかも」というヒントが見つかります。
MOREARIAでは、迷いや葛藤を抱えながらも自分らしい働き方を見つけた女性たちのリアルな物語をお届けしています。あなたと重なる誰かの軌跡が、次の一歩のヒントになるはずです。
管理職への挑戦に関するよくある質問
管理職への打診を受けた女性から、よく寄せられる疑問にお答えします。
子育て中ですが、管理職との両立は本当に可能ですか?
完璧な両立を目指すのではなく、周囲を頼る仕組みを作ることが大切です。ひとりで業務を抱え込まず、チームメンバーに権限を委譲することで、残業を減らしながら成果を出している女性管理職は多く存在します。
プレッシャーに弱く、責任が重い仕事に耐えられるか不安です。
最初から「強いリーダー」である必要はありません。むしろ、弱さを知っているからこそメンバーの痛みに寄り添い、働きやすい環境を整える「共感型のマネジメント」で高い評価を得られることがあります。
引き受けてみて、どうしても無理だった場合はどうすればいいですか?
合わなければ元のポジションに戻る選択肢を持っておいて問題ありません。事前に「数ヶ月やってみて、体調や家庭に支障が出る場合は相談したい」と上司にすり合わせておくと、安心して挑戦をスタートできます。
まとめ|あなたの物語は、あなた自身で選んでいい
管理職に消極的な女性が8割以上いるのは、真剣に生きているからこその自然な反応です。最後に、この記事の要点を振り返っておきましょう。
管理職に消極的な女性が多いのは、真剣に生きているからこその反応
実際に経験すると「視野の広がり」「信頼」など見返りも大きい
完璧を目指さず、お試し期間や条件交渉で「自分の歩幅」で始める
誰かのリアルな物語に触れて、本当の気持ちを確かめる
今の働き方への違和感は、あなたが新しいステージに進むためのサインかもしれません。大きな決断を急ぐ必要はありません。まずは同じように迷いながら一歩を踏み出した女性たちの姿に触れて、自分の本当の気持ちを確かめてみてください。あなたの心地よい一歩を、応援しています。
SUPERVISED BY
akina
MOREARIA Inc. 代表 / MOREARIA編集長
MOREARIA編集長。「やりたいことはあるけど、踏み出せない」女性に向けて、挑戦する人たちのリアルな物語と、自分らしい一歩を考えるきっかけを届けるメディアを運営。マーケティング支援事業や実践型スクール「MOREARIA LAB」も展開している。
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