この記事でわかること
- 完全在宅で働く女性が増えている背景と、2026年時点の市場の実態
- 女性が完全在宅で働ける仕事25選をカテゴリ別に整理した一覧
- 未経験・正社員・高収入、それぞれの軸で狙いやすい仕事の見分け方
- 完全在宅の仕事を探すときに、最初に踏み出す具体的な手順
完全在宅で働ける仕事を探している女性にとって、いちばん厄介なのは「情報が多すぎて、どれが現実的なのか分からない」ことではないでしょうか。検索すれば無数の職種が出てきますが、未経験から本当に入れるのか、収入は成り立つのかまでは見えてきません。
けれど、完全在宅はもう特別な働き方ではありません。総務省統計局の労働力調査(2024年平均)によると、15〜64歳女性の就業率は74.1%。国土交通省のテレワーク人口実態調査では、雇用型テレワーカーの割合が全国で25.2%と、およそ4人に1人に達しています。制度として在宅を選べる環境は、着実に広がってきました。
この記事では、事務からIT、教育、コンテンツまで、完全在宅で働ける仕事を25種類、カテゴリ別に整理しました。「未経験OK」「正社員を目指せる」「高収入を狙える」という3つの軸で、現実に募集がある職種だけを厳選しています。あなたの経験や生活に合う入り口が、きっと見つかるはずです。
完全在宅の仕事は、女性にとって現実的な選択肢になった
完全在宅の求人は、もはや一部の特殊な職種に限られたものではありません。制度面でも市場面でも、選べる働き方として定着しつつあります。まずは数字で全体像をつかんでおきましょう。
働く女性が増え、働き方を選び直すニーズが高まっている
総務省統計局の労働力調査(2024年平均)では、女性の就業者数は3,082万人で前年から31万人増加しました。15〜64歳女性の就業率は74.1%と、前年から0.8ポイント上昇しています。
一方で内閣府の男女共同参画白書(令和6年版)によると、女性の正規雇用比率は25〜29歳の60.3%をピークに、その後低下していく傾向が見られます。ライフイベントを境に、多くの方が働き方そのものを見直しているということです。完全在宅への関心が高まっているのは、その自然な流れといえます。
テレワークは「安定基調」へ。求人も一定水準を維持
国土交通省の令和7年度テレワーク人口実態調査では、雇用型テレワーカーの割合が全国で25.2%(前年度比0.6ポイント増)、直近1年間のテレワーク実施率も16.8%(同1.2ポイント増)と、再び増加に転じました。国交省はこれを「安定基調」と分析しています。
ただし地域差は残ります。首都圏の実施率が27.2%であるのに対し、地方都市圏は8.8%。地方在住の方ほど、勤務地に縛られない完全在宅の価値は大きくなります。求人サイトでも「完全在宅」の募集は事務・サポート・Web制作・講師など幅広く出ており、選択肢は年々広がっています。
女性が完全在宅で働ける仕事25選|カテゴリ別一覧
ここからは、完全在宅で募集がある仕事を5つのカテゴリ・25職種に整理して紹介します。収入の目安は求人サイトで見かける相場感であり、企業や経験によって幅があります。あくまで方向感の参考として読んでみてください。
A. 事務・バックオフィス系(5種類)|未経験から入りやすい定番
基本的なPC操作とビジネスマナーがあれば挑戦しやすい、完全在宅の入り口となるカテゴリです。正社員・契約社員・派遣と雇用形態の幅が広く、未経験可の求人も多く見つかります。
在宅一般事務・営業事務|未経験可の募集が中心。時給1,200円前後からの募集が多い
在宅経理・労務サポート|簿記や実務経験があると単価が上がりやすい
在宅カスタマーサポート(チャット・メール)|未経験可。シフトの柔軟性が高い
在宅コールセンター・テレアポ|成果報酬型もあり、話すことが得意な方向け
在宅データ入力・事務アシスタント|副業からの入り口として選ばれやすい
このカテゴリの共通点は、「今ある事務スキルをそのまま在宅に移せる」ことです。前職で事務を経験した方なら、職種を変えずに働く場所だけを変えるという選び方ができます。
B. Web・マーケ・クリエイティブ系(7種類)|単価を上げやすい
実績とポートフォリオが評価軸になるため、独学やスクール卒からの参入例が多いカテゴリです。業務委託・副業からスタートしやすく、経験を積むほど単価が上がりやすいのが特徴です。
Webライター・編集者|文字単価制。実績次第で単価が大きく変わる
ブログ運営・アフィリエイトライター|収益化に時間がかかるが資産性が高い
Webデザイナー|ポートフォリオが評価の中心。制作単価は案件規模で変動
動画編集者・サムネイル制作|需要が伸びており、副業からの参入が多い
SNS運用代行|Instagram・TikTok・Threadsなど。月額契約が中心
Webマーケター・広告運用|数値責任を持つ分、報酬水準は高め
SEOコンサル・コンテンツディレクター|上流工程。経験者向けで高単価
いずれも「作ったもの」で評価されるため、履歴書より制作物がものを言います。まずは小さな案件で1〜2本の実績をつくることが、そのまま次の仕事につながっていきます。
C. IT・専門職系(5種類)|高収入と正社員を狙える
未経験可の枠は多くありませんが、転職市場ではフルリモートのポジションが増えているカテゴリです。年収レンジが高く、正社員として完全在宅を実現しやすいのが強みです。
Webエンジニア・プログラマー|フルリモート求人が最も多い職種のひとつ
Webディレクター・PM補助|進行管理が中心。事務経験を活かせる場合も
UI/UXデザイナー|デザインと設計の両輪。実務経験が問われやすい
データアナリスト・リサーチャー|数字を扱うのが得意な方向け
DX・IT導入コンサルタント|業務理解と提案力が評価される
このカテゴリを目指すなら、オンライン講座やスクールでの学習期間を最初から見込んでおくのが現実的です。時間はかかりますが、その分だけ完全在宅×正社員という条件が揃いやすくなります。
D. 教育・支援・専門サービス系(5種類)|経験を教える側に回る
ZoomやTeamsを使ってオンラインで完結する仕事です。教えることが好きな方、人と話すことで元気が出る方に向いています。時給水準が高めなのも特徴です。
オンライン家庭教師・塾講師|時給が高め。学生時代の得意科目を活かせる
オンライン語学講師|英会話・日本語教師など。資格があると有利
コーチング・カウンセラー|オンラインセッション形式。傾聴力が軸
子育て・キャリア支援系オンライン講師|自身の経験がそのまま強みになる
オンラインスクール運営・学習サポート|運営側として関わる働き方
これまでのキャリアや子育て経験が、そのまま価値になるのがこのカテゴリです。「教えられるほどではない」と感じても、少し先を歩いている方の言葉は、後から来る方にとって十分に力になります。
E. 副業〜起業・コンテンツ系(3種類)|小さく始めて育てる
副業から始めやすく、軌道に乗れば起業につながる可能性を持つカテゴリです。ただし収入の立ち上がりには時間がかかるため、最初から生活費を賭けないことが大切です。
コンテンツ販売|Note・オンライン講座など。知識を商品にする
EC・ネットショップ運営|ハンドメイド・物販。在庫リスクの管理が必要
ライブ配信・インフルエンサー|収益化まで時間がかかるが上限がない
いずれも「収入ゼロの期間」が必ずあることを前提に設計してください。本業や他の在宅ワークと並行しながら、時間をかけて育てていく。それがいちばん折れにくい進め方です。
完全在宅の仕事を探すときの3つの判断基準
25種類を眺めても、どこから手をつけるか迷うのが自然です。ここでは、自分に合う入り口を絞り込むための判断基準と、最初の3ステップをお伝えします。
- 01
「今できること」から選ぶ
前職の経験がそのまま活きる職種を1つ選び、まずは求人サイトで「完全在宅」「フルリモート」の条件を付けて検索してみる。狙いは、学習コストゼロで応募できる選択肢を先に把握すること。
- 02
「学べば届くこと」を1つ決める
高収入や正社員を目指すなら、学習が必要な職種を1つだけ選ぶ。複数に手を出さないのが続けるコツです。狙いは、半年後の選択肢を今のうちに増やしておくこと。
- 03
「小さく試す」場所をつくる
クラウドソーシングで単発案件を1件だけ受けてみる。合わなければやめていい。狙いは、想像ではなく実感で向き不向きを判断すること。
完全在宅で長く続けるために、知っておきたい課題
仕事選びと同じくらい大切なのが、続けられる環境をつくることです。ゼロリノベが在宅ワーク経験者1,072名に行った2025年の調査では、「オンとオフの切り替えが難しい」「集中力が続かない」「家事や育児をつい優先してしまう」といった声が多く挙がっています。
同調査では、コミュニケーション不足による評価への不安や、会話・外出の機会が減ることによる孤立感も報告されています。これはあなたの努力不足ではなく、完全在宅という働き方に共通する構造的な課題です。作業スペースを分ける、オンラインでつながる場を持つ。そうした設計を最初から組み込んでおくことが、長く続ける支えになります。
MOREARIAでは、働き方を変える決断をした女性たちのインタビューを多数掲載しています。完成された成功談ではなく、迷いながら最初の一歩を踏み出した瞬間のリアルな物語が、あなたの選択のヒントになるはずです。
完全在宅の仕事に関するよくある質問
完全在宅の仕事を検討する女性から、特に多く寄せられる質問をまとめました。
未経験でも完全在宅の仕事に就けますか?
はい、可能です。特に事務・カスタマーサポート・データ入力といったバックオフィス系は、未経験可の募集が多く見つかります。基本的なPC操作とビジネスマナーがあれば、応募できる求人は十分にあります。
完全在宅で正社員として働くことはできますか?
できます。特にIT・専門職系では、フルリモートの正社員ポジションが増えています。ただし一定のスキルや実務経験が求められるため、学習期間を見込んだ計画を立てておくと現実的です。
育児をしながらでも完全在宅で働けますか?
両立している方は多くいます。ただし調査では「つい家事や育児を優先してしまう」という声も報告されています。作業時間と作業場所を先に決めておくなど、仕組みで守る工夫があると続けやすくなります。
まとめ|完全在宅は、あなたの歩幅で選べる働き方
完全在宅の仕事は、もう限られた方だけのものではありません。最後に、この記事の要点を振り返っておきましょう。
雇用型テレワーカーは全国で25.2%。完全在宅は選べる働き方として定着しつつある
未経験なら事務・サポート系、高収入ならIT・専門職系が入り口になりやすい
今できることから選び、学ぶものを1つに絞り、小さく試すのが遠回りしない順序
孤独感や集中の難しさは構造的な課題。環境設計を最初から組み込んでおく
今日、求人サイトで「完全在宅」と検索して、気になった仕事を1つブックマークしてみる。それだけでも、あなたの選択肢は確実に増えます。あなたの心地よい一歩を、応援しています。
SUPERVISED BY
akina
MOREARIA Inc. 代表 / MOREARIA編集長
MOREARIA編集長。「やりたいことはあるけど、踏み出せない」女性に向けて、挑戦する人たちのリアルな物語と、自分らしい一歩を考えるきっかけを届けるメディアを運営。マーケティング支援事業や実践型スクール「MOREARIA LAB」も展開している。
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