この記事でわかること
- Webデザイン副業が「やめとけ」と言われる3つの理由
- 挫折する方に共通する「勉強で止まる」という落とし穴
- 後悔しない方に共通する3つの条件
- 始める前に、自分に合うかどうかを判断する方法
Webデザインの副業について調べていると、女性向けの記事に混じって「やめとけ」という言葉が目に入ります。始めたい気持ちと、失敗したくない気持ち。その両方を抱えたまま、検索を続けているかもしれません。
先に結論をお伝えします。「やめとけ」は半分正しく、半分は的外れです。合わない方には本当に向いていませんし、合う方にはとても良い選択肢になります。
この記事では、その分かれ目がどこにあるのかを整理します。あなたを励ますためではなく、あなたが自分で判断できるようにするための記事です。
「やめとけ」と言われる3つの理由
この3つは、実際に経験した方から繰り返し語られている現実です。どれも根拠があります。
理由1:時給が最低賃金を下回ることがある
未経験の方が最初に受けられるのは、バナー制作が中心です。単価は1枚3,000〜8,000円ほど。数字だけ見れば悪くありません。
問題は作業時間です。慣れないうちは1枚に5時間、10時間かかることも珍しくありません。そこに修正依頼が2往復すれば、時給換算で1,000円を割ることも起こります。「思ったより地味で、割に合わない」と感じる最初の壁がここです。
理由2:本業の方と同じ土俵で戦うことになる
デザイン白書2024によると、女性デザイナーの約20%がフリーランス(副業・個人事業を含む)として活動しています。つまり案件に応募すると、専業でやっている方と並ぶことになります。
企業側の採用枠も狭い状況です。厚生労働省の「job tag」では、Webデザイナーの有効求人倍率は2024〜2025年時点で0.12〜0.18倍とされています。雇用の入口が狭いぶん、副業市場に人が流れ込み、実績ゼロの応募は埋もれやすくなっています。
理由3:納期があるため、生活を圧迫する
これがもっとも見落とされます。Webデザインは「空いた時間にやる」仕事ではなく、「締め切りまでに仕上げる」仕事です。
本業が忙しい週も、家族の予定が入った日も、納品日は動きません。睡眠を削って仕上げる日が続くと、収入は増えても生活の質は落ちていきます。何のために始めたのか分からなくなる方が、実際にいます。
挫折する方に共通する「勉強で止まる」問題
挫折の原因は、スキル不足ではありません。ほとんどの方が、応募する前に止まっています。
学ぶこと自体は楽しく、しかも安全です。教材を進めれば必ず前に進んでいる感覚があり、誰にも評価されません。だから「もう少し勉強してから」と繰り返してしまいます。
けれど応募には、断られる可能性がついてきます。勉強を続けている限り、失敗しなくて済むのです。この居心地の良さが、いちばん静かな落とし穴になります。
もうひとつは、応募ラインを決めていないことです。「もう少しうまくなったら」には終わりがありません。作品を何点つくったら応募する、と最初に決めておくだけで、止まる期間はなくなります。
後悔しない方に共通する3つの条件
ここから先は、適性の話です。当てはまらないなら、無理に始める必要はありません。
- 01
学び続けることが苦にならない
ツールもトレンドも変わり続けるため、学習に終わりがありません。狙いは、勉強を「一度で終わる準備」ではなく「ずっと続く作業」として受け入れられるか確認すること。ここが苦痛なら、別の副業のほうが向いています。
- 02
週10〜15時間を、生活を壊さずに出せる
睡眠を削って捻出する時間ではなく、削っても支障のない時間があるかどうかです。狙いは、納期に追われたときの余白を確保すること。この余白がないと、続ける前に生活が先に壊れます。
- 03
断られても、次を出せる
最初の応募はほぼ通りません。狙いは、拒絶を実力の判定ではなく手続きとして扱うこと。10件出して1件返ってくれば十分だと思える方は、この副業に向いています。
HINT
3つのうち、いくつ当てはまったか数えてみる
3つとも当てはまるなら、始めてみる価値があります。2つなら、足りない1つを補う方法を考えてから。1つ以下なら、いま始めても続かない可能性が高いです。それは能力の話ではなく、相性の話です。
MOREARIAでは、在宅の仕事と生活のバランスを試行錯誤してきた女性たちのインタビューを掲載しています。うまくいった話だけでなく、やめた選択や立ち止まった時間も含めた物語のほうが、判断の材料になるはずです。
Webデザイン副業に関するよくある質問
最後に、Webデザインの副業を迷っている女性から寄せられることの多い質問にお答えします。
スクールに通えば稼げるようになりますか?
スクールが教えてくれるのは作り方です。案件の探し方、提案、納期の調整といった部分は、自分で進めることになります。通うかどうかより、通ったあとに応募する日を先に決めておくことのほうが重要です。
独学でも大丈夫でしょうか?
可能です。ただし独学の弱点は、フィードバックがないことです。自分の作品がどのレベルなのか分からないまま時間が過ぎやすいので、早い段階で外に出して反応をもらうことをおすすめします。
向いていないと分かったら、どうすればいいですか?
やめて構いません。合わないと分かったことは失敗ではなく、選択肢が1つ整理できたということです。使った時間も、自分の向き不向きを知るために必要な時間でした。
まとめ|「やめとけ」は、半分だけ正しい
合わない方にとっては、本当にやめたほうがいい副業です。合う方にとっては、長く続けられる仕事になります。最後に、この記事の要点を振り返っておきましょう。
最初は時給が最低賃金を下回ることがある
実績ゼロの応募は、専業の方と並んで埋もれやすい
挫折の原因はスキル不足ではなく、応募前に止まること
3つの条件に当てはまらないなら、始めなくていい
今日できるのは、3つの条件を読み返して、いくつ当てはまるか数えるだけで構いません。始める決断も、やめる決断も、どちらも同じ重さの前進です。迷ったまま検索を続ける時間だけが、いちばん惜しい時間になります。あなたの心地よい一歩を、応援しています。
SUPERVISED BY
akina
MOREARIA Inc. 代表 / MOREARIA編集長
MOREARIA編集長。「やりたいことはあるけど、踏み出せない」女性に向けて、挑戦する人たちのリアルな物語と、自分らしい一歩を考えるきっかけを届けるメディアを運営。マーケティング支援事業や実践型スクール「MOREARIA LAB」も展開している。
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